空き教室の有効活用-色だけで印象を変える-

旧大阪市立大学(現大阪公立大学)建築学部大学生・大学院生、大阪市立の中学校美術部とのコラボによる事例です。

建築学部の先生に向けて、少子化により空き教室が出て来た中で、生徒のために有効活用したいという教頭先生からのご相談がスタートです。2年間連続で空き教室のリノベーションが実施されましたが、特に一年目は深く関わりました。

リノベーションと言っても業者による工事を行うのではなく、学生と生徒が協力し合いDIYで変身させると言う取り組みでした。

事前に生徒に向けて建築学と色彩学のワークショップを行い、色彩の話を担当しました。
グループに分かれた生徒から出たアイディアをブラッシュアップさせ、塗料によって教室を大胆に塗り分け、「友達と語るスペース」や「一人で読書に集中するスペース」などとゾーニング。さらに「色相環」の順に基づき、心地よい並びとなっています。

ワークショップによる施工は3日間かけて行われました。

ある場所から見ると平面に見える様な塗り方で設計されています。

完成後、改めて見学会も開催され好評でした。賃貸住宅新聞の記事でも紹介していただきました。

その後

色の効果については知らずに、生徒たちにはオレンジ色のスペースが断然人気だったとのことです。
この取り組みが好評だったため、同教頭の期間である翌年にも別の空き教室のワークショップが実施されました。

まとめ

塗料によるペイントDIYの良さは、予算が同じでも使う色によって心理的に与える効果がかなり違ってくることや、素人でも比較的簡単に、そして安全に取り組めることなどもあり、見た目の印象は大きく変化させることができることなどがあります。