額縁のカラーリメイク
気に入ってるか?と言うと微妙だけれど、手放すのが難しいものってないですか?
私は2013年に母親が急逝しまして、実家の片付けに追われていました。母は多趣味だったため実家には所有品がかなり多くありました。
上手とは言えないのですが絵も趣味の一つでした。古い微妙な額に母の自画像が入ってまして、飾る気は全くしなかったんですが💦その額を捨てるのにも忍びなくどうにか活用したいと思いました。
10年近く前撮影なので画像もイマイチですが…特に高級品という風でもなく、しいていえば鋲が打たれているようなデザインで少しアクセントになってます。
母が亡くなったのは、私がターナー色彩様の顧問となった年の翌年です。その頃に「ミルクペイント」というDIY向け塗料が新発売されてサンプルでいただいてました。
ペイントDIYの最初の作品と言えるかも知れません。ミルクペイントで塗装してみました。
インターフォンのコードが黄ばんでます(笑)自分の手の影もバッチリ写ってますが…。これは大阪で最終住んで居たお部屋で、インターフォンとエアコンのリモコンが固定されてましたがアンバランスでした。
額縁はガラスがなければ軽いものですので、押しピンで留めました(後に押しピンも白くしてみました)。
この額は引っ越すまでずっとそのまま使っていました。というか、今も使っています。
今の部屋は押しピンがダメなので、両面テープでくっつけています。
インテリア小物をバラバラに並べるより、トレイなどにまとめた方がスッキリ見えるのと同じで、グルーピングされてまとまりが出ますよね。雑に塗るのも味があって良い感じになります。
そんなわけで、カラーリノベーションと呼ぶには大袈裟過ぎる処女作でしたが…。
塗り替え例をもう一つご紹介します。
看板とラティスのカラーリメイクで「誘目性」を高める
こちらは当時のご近所にあったレンタルスペースで共通の知人からのご紹介でした。
それほど広くない道路沿いにある建物なのですが、交差点から死角というか、何となく目立ちにくい場所にあります。
こちらがビフォー画像です。赤いテントや木の入り口が可愛らしい。
オーナーさんのご希望は、入口の右の角に、お知らせの看板をつけたいということでした。私は大工さんでもなく、工事もできません(笑)。なので、そちらに付ける看板の手配はできないけれど、その前にこのお店の立地からして、ただそこに看板を付けたところで道ゆく人の目に留まる可能性は低いだろうと思いました。
ところで、これらの画像は後日撮影したものですが、初めて伺ったのはオーナーさんがおられて子ども食堂か何かイベント準備中でした。そこでお話を聞くと、使っていないけど状態の良い立て看板がありました。
「えっ、これ仕舞ったままなんですか?使わないと勿体無くないですか?」と。。
右壁につけるお知らせ看板を買い足すのはオーナーさんにお任せするとして、せっかくお話をいただいたのであるものを生かして、もう少し人目につきやすくカラーリノベをする事になりました。
具体的には、印象的なラティスを塗り替えて綺麗にすること、立て看板の黒板部分もチョークボードペイントでリメイクし、フレームを赤に塗り替えることに。
中学校空き教室リノベの2年目の時で、夏で暑い日でした💦室内はエアコンを入れさせてもらいましたが、外の作業も多くてなかなかなハードだったのを覚えています。
ラティスはこのように結構傷みが目立っていました。表面を整えるために木工ボンドを薄めたものをシーラー代わりにし、上から「ミルクペイントforガーデン」を塗りました。
途中経過がないんですけど。。白樺っぽく白いラインを所々に入れ、上塗り塗料で仕上げ。
外観はこのようになりました。
看板のフレームを赤にすることによって、テントとリンクしてアクセント効果が高まり、ラティスのグリーンとは補色関係でお互いを引き立てある効果もあります。立て看板にお知らせなどがあれば、歩いてる人が目を留める可能性が高まると想定されます。立ち止まった上で入り口右に新しい掲示板などを追加されれば読んでもらえるようになるかと思いました。
もっと予算をかけるとするなら入り口のドアを深いグリーンしたり、テントに合わせた赤にするのも良さそうですね。
特に探してるわけではないが、看板などにはっと目が奪われたりすることがあります。そのような効果を「誘目性」(ゆうもくせい)と言います。赤は誘目性が断然高い色です。周辺環境に注意をしつつ、目立たせる色とし使うと効果的です。